2008年04月24日
楽団員のお給料って?
「ガッシャーーーーン」
最後にタイミングのいいシンバルの音で終わることもおおいオーケストラの演奏。
あのタイミング微妙な違いで演奏終了後の余韻が変わってくるから不思議です。
先日、楽団員の方と会うきっかけがあったので、長年の「なぞ」を質問してみました。
その質問とは
「一曲で数回しか打たないシンバルと、弾きっぱなしのバイオリニスト。給料って
やっぱり違うんですか?」
というのも、その方はバイオリニスト。
演奏中はほとんど弾きっぱなしです。
かたやシンバルは時々鳴らすだけ。
すると答えは意外なものでした。
どうやら楽器による給料の違いはないそうです。
というのも、理由は大きく分けてふたつあるそうです。
ひとつはシンバル役の方は、たいがいシンバル以外も掛け持ちらしいです。
シンバル以外にもトライアングルなど、回数があまりないようなのをせっせと掛け持ち
ながらだから比較的忙しいこと。
そしてもうひとつは一発の責任の大きさだとか。
プロの場合、基本的にミスはないそうですが、バイオリンなんかは多少ごまかしが効き
ますが、一発モノの楽器はコンマ1秒遅れたり早いだけで明らかに曲がおかしくなるそうです。
バイオリニストの彼が言うには、はじめから終わりまで弾いていたほうが精神的に楽だとか。
そんな目線で見てみるのも音楽鑑賞の楽しみの一つじゃないでしょうか?
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